2018年10月31日水曜日

神戸セミナー報告(10/30(火))

10月30日(火)に、神戸大学にて輸送包装セミナーが開催されました。
 
今回のセミナーは、神戸大学 輸送包装研究室の斎藤教授にも
セミナー講師として参加していただき、
最新の研究内容の紹介もしていただきました。
 
また、セミナー後には実験室にある試験機の見学会も開催され、
実際の試験方法などを確かめていただく時間も設けました。
 
弊社からも計測機器を持ち寄り、
デモを行いながら効果的な使用方法などをお伝えし、
お客様に適切な試験方法などの提案も行いました。
 

出展製品は下記製品です。
 
輸送環境記録計
 ・DER-1000
 ・G-MEN
 
3軸加速度計
 ・AccStick
 
加速度計測システム
 ・ショックマネージャー
 
また、輸送包装試験室には下記試験機が設置されており、
試験機理解に繋がりました。
 
落下試験機
 ・DTシリーズ(神栄テストマシナリー㈱製)
衝撃試験機
 ・ASQシリーズ(神栄テストマシナリー㈱製)
緩衝材評価試験機
 ・ACSTシリーズ(神栄テストマシナリー㈱製)
振動試験機
 ・BF-SSTシリーズ(アイデックス㈱製)
圧縮試験機

 

弊社は上記各種試験機を総合的に取り扱う試験機メーカーです。

下記URLにも、今回出展した製品の説明が記載されおります。
https://s-hatano.blogspot.com/2018/08/tokyo-pack-2018.html


 
なお、今回のプログラムは下記の通りです。

緩衝包装設計の基礎と輸送包装試験機群
神栄テストマシナリー㈱
最小限の包装材利用で内容品を保護するための緩衝包装設計を実現する考え方と、その手順について解説すると共に、これらに必要な各種評価試験機群の使用方法や、計測データの活用方法について紹介する。
 
構造体段ボールを用いた緩衝包装設計
神戸大学 斎藤教授
近年、発泡プラスチック系緩衝材を使用していた包装品について、紙系緩衝材に変更する事例が増えている。しかしながら、紙系緩衝材の緩衝包装設計は確立されているとは言い難く、包装設計者は過去の経験やいわゆるトライ・アンド・エラーの手法で作業を進める場合が多い。その理由のひとつは、紙系緩衝材は複雑な構造体にされることがほとんどで、その力学特性を把握するのが困難であるためである。ここでは紙系緩衝材の中で主流である段ボールに着目し、動的圧縮1回行うだけで緩衝設計を行うことが出来る簡易的な設計方法を提案し、緩衝包装設計を行った包装物についてその有効性を検証した事例を紹介する。

今後の輸送包装セミナーは下記日程で開催されます。
 11月  9日 仙台
 12月13日 静岡

セミナーに興味がございましたら、下記URLより申し込みお待ちしてます。
https://www.shinyei-tm.co.jp/main_seminar.html

神栄テストマシナリー㈱
事業開発部 波夛野諭志

2018年10月18日木曜日

2018 解析&測定セミナー in 岡谷(10/18 木)

10月18日(木)に、長野県の岡谷(テクノプラザおかや)にて
「解析&測定セミナー」が開催されました。

これは高山理化精機㈱が主催のセミナーで、
発表は神栄テストマシナリー㈱が行いました。


発表テーマはこちらです。

「落下衝撃試験のための基礎知識」
「合理的製品・梱包設計を実現する落下・衝撃試験」
「輸送環境調査方法とデータ活用」
「加速度ロガー G-MENによる輸送計測事例」

今回は解析&測定セミナーということで、
計測機器がメインテーマでした。

合理的な製品・梱包設計を行うためには
輸送状況を把握する必要があり、
それを可能とするのが輸送環境記録計です。

また昨今では、輸送中の加速度だけではなく、
温湿度も重要視されつつあります。
世界中で進む地球温暖化、豪雨を伴う異常気象。
これらの何気ない変化が、物流にも大きく影響します。

段ボールに代表される紙製外装箱は、
水分を吸収すると強度が低下します。
(段ボールの場合、含水率1%上昇毎に箱強度が10%低下
それはつまり、雨によって段積み貨物が
荷崩れを起こしうることを意味しています。

物流状況を予測することが出来れば
最適な包装設計が可能となるかもしれませんが、
そんな魔法は使えないので()、
実輸送で事前に複数回物流環境を計測することで
発生ハザード(内容品破損要因)の大きさを数値化し、
内容品がそのハザードに耐えうる包装設計を施します。
それこそが適正な包装設計です。


神栄テストマシナリーは試験機の開発・製造だけではなく、
安全輸送をバックアップする計測機器も取り扱っております

また、様々な輸送条件における
発生加速度の計測データも掲載しております。
詳細は弊社WEBサイトをご確認ください。

神栄テストマシナリー㈱
事業開発部 波夛野諭志



大学院 博士前期課程における研究(段ボール箱保管期間推定)
https://s-hatano.blogspot.com/2018/07/blog-post_95.html 
 
神栄テストマシナリー WEBサイト
https://www.shinyei-tm.co.jp/

2018年10月16日火曜日

輸送包装セミナーのご案内(12/13(木):静岡)

12月13日(木)に、静岡駅前会議室 B415 にて
輸送包装セミナーが開催されます。

包装設計のための試験と計測
をテーマに、
落下・衝撃・圧縮試験機、加速度計を総合的に取り扱う
 神栄テストマシナリー㈱
環境試験機を取り扱う
 エスペック㈱
による共同セミナーとなります。

物流中にどのような製品不具合発生要因が発生するかは、
輸送環境を記録しなければ把握できない。
実際の計測により把握した環境を基に、
その環境で製品が耐えうるかを評価する必要もある。

そこで、輸送環境記録計を製造する神栄テストマシナリー、
環境試験機を製造するエスペックがお互いのノウハウを持ち寄り、
適正包装の合理性、試験方法・活用方法について
詳しく説明いたします。

講演内容はこちらです。

適正包装設計の考え方と手順
神栄テストマシナリー
適正包装のためには、次の3つの要素を数値化しておく必要がある。(①輸送環境でのハザード、②製品の機械的強度、③包装材料特性データ)これらを明らかにするための試験方法、データ計測手法を踏まえ、適正包装設計の考え方と手順について解説する。

輸送環境調査の基礎とデータ活用
神栄テストマシナリー
包装貨物は、その輸送環境下でトラック荷台振動、荷役時の落下衝撃などの物理的ハザードに遭遇することで、製品や外装箱の不具合が生じる。ここでは、これら輸送環境を数値化する輸送環境調査の具体事例とともに、包装設計の視点において、計測データの活用方法について述べる。

輸送環境試験の基礎と評価事例
エスペック㈱ 小野寺 弘一 様
輸送中の温湿度や結露などが、機器の故障要因となることがある。その対応として、事前に輸送で生じる環境ストレスを把握し、確認する必要がある。このセミナーでは、エレクトロニクス製品や部品の輸送環境に関する試験の基礎として、試験規格や評価事例、試験計画について紹介する。


神栄テストマシナリーのホームページより申し込みが可能です。
みなさんの参加をお待ちしてます。
https://www.shinyei-tm.co.jp/main_seminar.html

その他セミナー情報
https://s-hatano.blogspot.com/search/label/%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E6%83%85%E5%A0%B1


神栄テストマシナリー 事業開発部

波夛野 諭志

2018年10月8日月曜日

東京国際包装展 出展報告

10月2日~5日に、東京国際包装展が開催されました。

弊社は「適正包装設計のためのソリューション」をテーマとし、
適切な包装材料の選定から貨物輸送環境の把握
包装貨物評価試験のための総合試験機群を展示いたしました。
 
前回はアイデックス株式会社との2社共同出展でしたが、
今回は
 神栄テストマシナリー株式会社
 アイデックス株式会社
 コムテック株式会社
の3社共同出展により、昨年度を上回る来場者数でした。

 



衝撃・振動・圧縮・材料
総合的に物流をサポートする展示内容のお陰で、
様々な業種のお客様に来ていただけました。

また今回は台湾の会社であるコムテック㈱が共同であったため、
中国語を話す来場者の対応も可能となり、
そのことも来場者増加に貢献したと思われます。


また、出展社セミナーでは、
実輸送データに基づく簡易包装貨物試験
をテーマに、波夛野が講師としてセミナーを行いました。

セミナーの参加者にはアンケートを書いて頂きました。
その中で
「言葉遣いが大学生の勉強会のようでした」
という厳しいコメントも頂き、
社会人としてまだまだ未熟であることを痛感いたしました。
今後、神栄テストマシナリー並びに神栄株式会社の代表として
堂々と人前に立てるよう、
業務を行う中でも適切な言葉遣いの習得に努めて参ります。


なお、展示会後は、ブースまで足を運んでいただいた
お客様へのフォローが始まります。
製品を販売するだけではなく、
アフターフォローに気を配ることも大事ですね。




神栄テストマシナリー㈱
事業開発部 波夛野