2018年7月22日日曜日

大学院前期課程における研究内容

7月12日,13日に東京大学 弥生講堂において、
日本包装学会年次大会が開催されました。

私は12日の16:30より
湿度環境変動時の段ボール箱一定荷重圧縮特性
と題して発表をする予定でしたが、外せない用事が入ってしまったために、
今回は神戸大学大学院 斎藤勝彦教授に代理で発表していただきました。

この研究では、段ボール箱段積み時における保管可能期間に焦点を当てています。

物流過程において、段ボール貨物は倉庫に段積み状態で保管される場合が多く、
その際に段上の貨物が下の貨物を圧縮し、
段ボール箱が座屈し貨物が破損してしまうことがあります。
事前に保管可能期間を把握できれば、
座屈による貨物損傷を未然に防ぐことが可能となります。

事前研究では、一定湿度環境における
段ボール箱保管可能期間推定式が明らかになっていました。
私の研究では、変動湿度環境における
段ボール箱保管可能期間推定式を提案しました。

この内容は私の大学院における研究の成果であり、
研究内容をまとめた一般論文は
日本包装学会誌 Vol.27 No.4 (2018)」に掲載されます。

今後も私は圧縮をテーマに研究を行う予定なので、
何か抱えている問題があれば、情報を提供していただけると
解決の糸口が見つかるかもしれません。

お困りのことがございましたら、
是非お声かけしていただければと思います。

圧縮以外の衝撃・振動などの情報もお待ちしております。

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