10月18日(木)に、長野県の岡谷(テクノプラザおかや)にて
「解析&測定セミナー」が開催されました。
これは高山理化精機㈱が主催のセミナーで、
発表は神栄テストマシナリー㈱が行いました。
発表テーマはこちらです。
「落下衝撃試験のための基礎知識」
「合理的製品・梱包設計を実現する落下・衝撃試験」
「輸送環境調査方法とデータ活用」
「加速度ロガー G-MENによる輸送計測事例」
今回は解析&測定セミナーということで、
計測機器がメインテーマでした。
合理的な製品・梱包設計を行うためには
輸送状況を把握する必要があり、
それを可能とするのが輸送環境記録計です。
また昨今では、輸送中の加速度だけではなく、
温湿度も重要視されつつあります。
世界中で進む地球温暖化、豪雨を伴う異常気象。
これらの何気ない変化が、物流にも大きく影響します。
段ボールに代表される紙製外装箱は、
水分を吸収すると強度が低下します。
(段ボールの場合、含水率1%上昇毎に箱強度が10%低下)
それはつまり、雨によって段積み貨物が
荷崩れを起こしうることを意味しています。
物流状況を予測することが出来れば
最適な包装設計が可能となるかもしれませんが、
そんな魔法は使えないので()、
実輸送で事前に複数回物流環境を計測することで
発生ハザード(内容品破損要因)の大きさを数値化し、
内容品がそのハザードに耐えうる包装設計を施します。
それこそが適正な包装設計です。
神栄テストマシナリーは試験機の開発・製造だけではなく、
安全輸送をバックアップする計測機器も取り扱っております。
また、様々な輸送条件における
発生加速度の計測データも掲載しております。
詳細は弊社WEBサイトをご確認ください。
神栄テストマシナリー㈱
事業開発部 波夛野諭志
大学院 博士前期課程における研究(段ボール箱保管期間推定)
https://s-hatano.blogspot.com/2018/07/blog-post_95.html
神栄テストマシナリー WEBサイト
https://www.shinyei-tm.co.jp/
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