2019年4月15日月曜日

薄膜緩衝材における緩衝性能評価手法の検討(2019/7/11,12 日本包装学会)

2019年7月11日、12日に東京大学において
日本包装学会年次大会が開催されます。
私は
薄膜緩衝材における緩衝性能評価手法の検討」
をテーマに、PPT資料を用いた口頭発表を行う予定です。http://www.spstj.jp/event/nenji/28/program.pdf
 
電子製品の中には衝撃緩衝・防振の為に
部品に薄膜を貼付することがあります。
緩衝材評価試験方法としてJIS Z 0235-2002
動圧縮試験機における衝撃荷重試験が定められていますが、
1mmに満たないような緩衝材の場合は圧縮変位が小さいため、
規定試験により最大加速度・ひずみを評価するのは不適です。

 
動圧縮試験機(緩衝材料評価試験装置ACST)

そこで、本発表では薄膜の緩衝特性を評価するために
新たな評価試験方法を提案します。

現在は薄膜の評価方法が確立されていないため、
今後提案する試験方法を国際・標準規格として規定していくことを見据え、
今後も継続して試験を行う予定です。


なお、薄膜の緩衝特性評価方法に興味がございましたら、
弊社までお問い合わせくださいませ。
有償で試験機ルームの貸し出しなども行っております。

神栄テストマシナリー㈱
TEL:029-848-3571(営業部) FAX:029-848-3572


事業開発部  波夛野 諭志

2019年4月3日水曜日

落下衝撃試験セミナーのご案内(2019/5/24)

下記日程にて落下衝撃試験セミナーが開催されます。

テーマ
落下・衝撃試験とデータ解析

日時  :2019年5月24日(金) 13:30~17:00
場所  :神栄ビル3F 304会議室(神戸三宮)
定員  :20名(先着順、1社2名まで)
参加費:無料

プログラム
落下衝撃試験の基礎
落下衝撃試験は、製品の耐衝撃性能を評価するために実施されている。衝撃試験とは、製品に指定の衝撃加速度パルスを印可する試験で、製品の品質管理や強度確認が行われている。ここでは、落下衝撃試験のための試験規格、装置、方法、データの見方等について紹介する。

衝撃応答スペクトルと衝撃試験
衝撃試験では、衝撃パルスのデータ解析手法として衝撃応答スペクトルがある。ここでは、衝撃応答スペクトルの基本的な考え方とその意味について解説するとともに、衝撃応答スペクトルを用いた衝撃試験方法と、その応用展開から開発された衝撃試験方法を紹介する。

適正包装設計のための衝撃応答解析活用
包装設計の適正化のためには、物流環境の数値化、製品の機械的強度の情報をもとに緩衝設計を行う必要がある。ここでは、適正包装設計の概念と、その設計手順をか移設しながら、包装落下試験時の製品衝撃加速度計測方法の注意点、ポイントを説明する。さらに落下試験時、緩衝包装性能を、計測された衝撃波形の最大値で評価する方法の課題を指摘するとともに、衝撃応答解析を利用した新しい設計評価方法を提案する。


参加希望の方は下記HPまで

神栄テストマシナリー株式会社
https://www.shinyei-tm.co.jp/main_seminar.html


事業開発部 波夛野諭志